症例報告

慢性疾患

20代 男性 トレーニング最中に腰部を痛めた

<初診>

平成26年4月17日

<来院動機>

ある夢に向かって日々トレーニングを行っており、その最中に腰部を痛めたため来院。
高校生のころに通院経験があった。

<初期症状>

一定の姿勢を保っていれば痛みはましだが、ほかの動作を取ろうとしたときに腰部に痛みがでる。
下肢にかけてのしびれはない。

<問診・検査>

バーベルを持ち上げたときに痛みが出現。それまでは痛みはなかったが、腰から下肢にかけての筋疲労はかなり感じていた。トレーニング時間は約2時間、ほぼ毎日ジムに行っている。かなりハイペースで重量も増やしているため、全身の筋疲労は抜けていない。アイシングなどトレーニング後のケアもほとんどしていない。
前屈動作、後屈動作で痛みが強く感じる。下肢へのしびれはなし。安静時の痛み、疼痛もない。知覚異常もない。

<治療経過>

筋性腰痛と考え施術をしました。鍼を用いて、腰臀部、下肢後面の緊張部位を緩め、動作を確認。痛みがまだ残存していたため、腹部を手技にて緩め、再び動作確認したところ、日常の動きでの痛みはなくなったとのこと。現在も継続して週2~3回のペースで来院しています。

<コメント>

経過は良好ですがハードにトレーニングしているため、体への負担は大きいものです。合間にアルバイトもされているのでほとんど休みなしで体を動かしています。このままでは体がもたないので、一日オフの日を設定して休養を取るように話をしましたが、焦りもあるようでなかなか休んでくれませんでしたが、「休めることも練習!!」と言い聞かせ何とか聞き入れてくれています。今はオフの日を利用して、お風呂にゆっくりつかったり、睡眠をとったりと体にプラスになっているようで、トレーニングの効率も上がっているようです。

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