52歳 女性 右肩から腰にかけて出ていた痛みに対する治療
<主訴>
右肩背部~右腰部にかけての痛み
<現症>
- 右肩から右背中、右腰部にかけて痛みがある。
- 痛みは激しいものではなく、鈍痛。
- 日常生活は支障なく行えている。
- 仕事で右半身に踏ん張る力をかけながら、やや前傾姿勢を保つ時間が長い。
- その姿勢のまま軽量物を持ち上げ移動させる動作も行う。
<検査>
- 触診にて、右肩から肩甲骨内側縁、腰部にかけて緊張が強く筋が膨隆している。
- 上肢、下肢へのしびれはない。
- 首:前屈、後屈、左回旋、側屈は緊張があるため可動域が狭くなっている。
- 肩:可動域は問題ない。
- 腰:動作時、安静時痛みはない。
<評価>
- 長時間の継続的・反復的動作の繰り返しによる筋疲労の蓄積が不快症状の原因と考える。
<施術>
- 施術は、①疼痛および筋緊張の緩和②周辺筋肉の連動した動きの改善を目的に行う。
鍼:頚肩部(風池、肩外兪、)
背部(肺兪)
陽臀部(腎兪、大腸兪、秩辺) 置鍼 15分 - 置鍼後緊張部位を確認し、単刺で緩める。
<経過>
▼R5/7/21
- 施術後:施術前より緊張は緩み、各可動域向上、軽快感が得られた。
- 継続的に施術を行う
- 定期的に施術を行っている。
<考察>
長時間の同一姿勢保持(右荷重の軽度前傾姿勢)の影響で右肩背部~右腰部に負担がかかり慢性的な症状がでていると思われる。一回の施術で症状の軽減が得られているので、状態としては軽度であると判断し自宅でのセルフケと施術を継続し状態を維持を狙う。
営業日カレンダー
…毎週日曜は定休日
…午前は休診
…午後は休診(毎週水曜、土曜と祝日の午後は休診)