産後腰から股関節に痛みが出た症例に対して骨盤のアプローチで改善した症例
<初診>
- 2023.7.28
<主訴>
- 腰から左股関節の痛み
<病歴>
- 2023.7.25 産後(2ヵ月)に身体を整えようと自s宅でストレッチをした際に腰から左股関節にかけて痛みが出現した。時間が経てば治ると思い様子を見ていたが、痛みがなかなか消失しなかったので通っている助産師さんの紹介で来院した。
<所見>
- 疼痛:PS 7
腰から左股関節(太もも)に痛みあり
安静時でもピリピリした痛みあり - 歩行:骨盤右回旋
- 下肢挙上:左下肢が重い
- 伝達:左下肢から右肩への伝達が悪い
<治療>
- 疼痛部位や徒手検査、歩行動作などから骨盤の右回旋が問題を起こしていると判断
- 骨盤の右回旋に対する施術
- 仰臥位にて脊柱の動きを整える(特に右から左の動き)
- 評価:歩行時に出ていた骨盤の右回旋の改善が見られた。
施術後はPS4 まだ疼痛は残存していた。
▼2回目:8月1日
- VAS10→0
- 痛みは消失。経過良好。
どんな動きを取っても痛みは出ない。
<施術>
- 左下肢からの伝達の悪さが残存していたため、左下肢から上半身にかけて力が伝わる施術を行った。
<考察>
今回の症例は産後にストレッチを行った後から腰から左股関節にかけて痛みが出現。
産後ということもありソフトな施術で骨盤回旋を整えた。施術後は痛みが残存していたが翌日の朝には疼痛も消失し経過良好となった。適切な刺激を与えると身体は良い方向へと傾いていくとか
まず、回旋を改善させてあげることが大切であると示唆した症例であった。
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