17歳 男性 部活動(ハンドボール) 部活動中に左足首を捻る
<来院動機>
部活動中に左足首を捻り、3月14日に来院。
<初期症状>
跛行(+)
熱感(+)
腫脹(+)
内反ストレス(+)
ATFL.AITFL圧痛(+)
<問診・検査>
徒手検査およびエコー検査から
ATFL損傷 stage2
AITFL損傷 stage1
と判断。
<治療計画>
固定の実施を検討。
固定の意義とリスク、治療方針を説明。
すると、患者さんから「4月の頭から合宿があるから、それには出たい」
との声が。
損傷具合からギリギリな期間だったのですが、患者さんと相談し、今度は固定の早期除去からの早期復帰のリスク、そして、早期復帰をできるだけ可能にするための治療プランを説明しました。
それで患者さんの同意を得られたので、2週間の固定を実施。
<治療経過>
固定期の大まかな治療の流れは個人によって多少は異なりますが、大体は以下の流れになります。
炎症の抑制、浮腫管理
↓
拘縮予防、感覚入力、足内筋の運動
↓
等尺性運動、他関節の調整
↓
CKCトレーニング
2週間が経過したので固定除去。
運動も徐々に行ってもうことにしました。
後日来院され、ジャンプするときに痛みが残るということだったので、動きを評価しました。
すると、中殿筋の活動低下による重心移動の不具合が見られました。
そこで、オリジナルの中殿筋トレーニングを実施し、その後重心移動の改善が見られたので、練習に全部参加していいよっとの声かけをしました。
次の日にも来院され、痛みはなかったとのことだったので、これで終了です。合宿にも参加できて、万々歳です!
<担当者のコメント>
本来はもう少し、ゆっくりと治療した方がリスクは少ないのですが、本人の希望もあり、少しハイペースで進めて行きました。
医療を提供する側の一方的な押し付けは好まないです。
患者さんの声を聞いて、そのニーズにできる限り応える対応をする。
それが、当院での外傷治療の方針です。
営業日カレンダー
…毎週日曜は定休日
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