症例報告

一般外傷(けが)

65歳 女性 頸部と右肩の痛み

<初診>

平成26年1月16日

<データ>

OS:65歳 女性 
主訴:頸部と右肩の痛み
リスクファクター:乳がん(3年前切除)

①いつ:1月15日頃から
②どの部位が:頸部から右肩にかけて
③どのような状況で:朝起きたらピリピリ痛みが出た
④どの程度:痛みがあり首を動かせられない
⑤症状の性状:起床時特に痛みが強い
⑥増悪因子と緩解因子:動作時に増悪・安静時に緩解
⑦随伴症状の有無:背部・腰部に鈍痛

<既往歴>

3年前 乳がん(左乳房切除) 
25年10月 ヘルペス 右大腿部から下退部

<臨床所見>

頸部に対する整形外科テストは痛みによりできない
握力左右差なし・上肢血圧左右差なし
右頸部にやや熱感を感じた

<施術方針>

1月1日~5日間 暴飲暴食を繰り返した。
特にアルコール摂取が多かったとのこと(5人でビール4ケースはあけた)
頸部の疼痛、回旋時と疼痛は肝臓の動きの低下と考え肝臓に対するアプローチ・横隔膜に対するアプローチ・胸郭拳上をメインに行い、症状改善を狙う。

◆施術1回目(1月16日)
座位にて上肢回外動作・胸郭の緊張を取るために横隔膜へのアプローチ
頸部回旋動作が出てくる(軽度)
就寝時に上肢の重みを消すため抱き枕を指導
アルコール禁止指示(14日間)

◆施術2回目(1月17日)
寝ている時にもピリピリした痛みが出る。
痛みがあり目が覚める
頸部回旋は軽度可能
継続して上肢の回外動作・横隔膜へのアプローチ

◆施術3回目(1月18日)
就寝時の頸部の痛みが消失
施術は側臥位で行う。
胸郭の可動性(伸展)を出すように手技
肩甲骨へのアプローチ

◆施術4回目(1月20日)
就寝時の痛みが軽減・仰臥位からの起き上がり時に痛みが出る
仰臥位での手技
肝臓の可動性を出す手技。
消化器系(上行結腸)へのアプローチ(鋭い痛み)
マットを入れ胸郭の伸展を指導(5分から)
頸部(前)の緊張が強い為頸部屈曲位で持続圧
治療後起き上がり動作が楽になる

◆施術5回目(1月21日)
頸部旋回動作での痛みが消失
起床時の痛みも消失

<考察>

1月1日から5日間の暴飲暴食。(消化器系の機能低下)
アルコール摂取による肝臓への負担が起こり、横隔神経が緊張し反射的に頸部から肩にかけて疼痛がでたと思われた。1月6日・9日と長時間のマッサージを他院にてうけるも改善しなかった事もあり消化器系からの問題があったと思わる。14日のアルコール摂取禁止については内臓マニュピレーションに記載してあったため指示をだした。1月17日に血液検査をされておりGPT170,GOT102,γ―GTP267と高めに数値になっていた。その後頸部の疼痛は改善し経過良好である。

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