53歳 男性 右肩の痛み(他院で治療を受けるが痛みが改善しない)
<初診>
平成26年1月7日
<データ>
OS:53歳 男性
主訴:右肩の痛み
リスクファクター:7年前 左大腿部骨折
①いつ:12月頃から
②どの部位が:左肩
③どのような状況で:左腕を上げた際に
④どの程度:ピッキとする痛み
⑤症状の性状:軽度
⑥増悪因子と緩解因子:動作時に増悪・安静時に緩解
⑦随伴症状の有無:特になし
<既往歴>
バイク事故にて左大腿部骨幹部骨折
<臨床所見>
・右腕外転・外旋時肩関節後面に痛みあり
・胸郭右回旋制限
<治療方針>
胸郭右回旋可動域を上げるための脊柱に対するアプローチ
筋膜治療を意識したマニュピレーションを行う
◆1回目
疼痛緩和姿位を確認することに意識をおいた。
胸郭へのアプローチを行い肩関節への膜のテンションを緩和した際に疼痛が緩和する為患者さんに確認してもらい治療プランを説明した。
◆2回目
胸郭右回旋制限を認めたため持続圧にて回旋制限へアプローチ
左大腿部へ膜のテンションを感じた為左大腿部手術根へのアプローチを行った。
◆3回目
胸郭へのアプローチを継続して行い右上腕へのテンションがかかるのを改善した。
◆4回目
疼痛が緩和したため自宅でのセルフケアを指導し今後はメンテナンスの治療に切り替えた。
<担当者のコメント>
右肩の痛みをうったえ来院されましたが治療箇所を胸郭の回旋制限の治療を行った。患者さんに納得してもらう為、服を使い説明した。患者さんが自宅でのセルフケアも行い胸郭の可動性がUPし肩にかかるテンションが低下。疼痛が緩和。久しぶりにゴルフにいきベストスコアがでたそうです。とても喜んでくれました。
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