50歳 女性 左股関節の痛み
<初診>
平成26年4月21日
<データ>
OS:50歳 女性
主訴:左股関節の痛み
リスクファクター:特に無
①いつ:いつ:4月20日頃から
②どの部位が:腰から左股関節にかけて
③どのような状況で:立ち上がるときに痛みが出た
④どの程度:少し痛い
⑤症状の性状:軽度
⑥増悪因子と緩解因子:動作時に寝返り動作で増悪・安静時に緩解
⑦随伴症状の有無:特になし
<既往歴>
特になし
<臨床所見>
パトリックテスト(+)
開排制限あり
座位前屈時(-)立位前屈(+)限
<施術方針>
仙腸関節の安定を高める治療
内臓マニュピレーションを行い骨盤内腔の改善を図る
◆施術1回目(4月21日)
仰臥位から左に寝返る際に左臀部周囲に痛みを訴える。また歩行時に仙腸関節周囲に違和感と抜けるような症状があると訴える。徒手検査で仙腸関節の不安定性を感じたため下肢機能を高める手技と仙腸関節部にたいするアプローチ、テーピングにて仙腸関節部への軽度固定をおこなった。
◆施術2回目(4月22日)
前日より痛みが軽減。特に寝返る動作での痛みが消失したとのこと。
昨日と同様仙腸関節へのアプローチを行った。仰臥位にて内臓マニュピレーションを行い骨盤内腔への安定を狙った。
◆施術3回目(4月24日)
立位、寝返る動作にて疼痛が消失し経過良好であるため治癒とした。
<担当者のコメント>
今回の症例は筋骨格系の治療だけでなく内臓へのアプローチを行い早期の疼痛緩和につながった。50代での仙腸関節部への痛みや違和感は筋骨格系だけでなく内臓機能の低下やホルモンバランスの異常も考えられる。患部だけの治療を行っても改善されないケースもある為問診をしっかり行い、治療を行う必要があると感じた。
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