8歳 男子 首の痛み
<初診>
平成26年10月24日
<主訴>
1.いつ:本日
2.どの部位:首から左肩にかけて
3.どのような状況で:急に痛み出した
4.どの程度:VAS10
5.症状の性状:かなり痛む
6.増悪因子:首の左回旋、左側屈
緩解因子:特に無
7.随伴症状:胸の痛み
手術歴:なし
事故歴:なし
職業:学生
病名:特に無
排便:問題なし
※2日前に学校の壁に胸を強打したとのこと
<身体所見>
・頸部左回旋時痛(++)
・頸部左側屈(++)
・頸部に痛みがあり動かしたくない
<治療>
◆1回目(10月24日)
座位にて左上肢からのアプローチ
頸部に緊張が強く出ているため深呼吸を指導
カウンターストレインにて筋の弛緩を行った
アイシングにて15分患部を冷やし疼痛をやわらげる
仰臥位にて左肋骨へのアプローチ(左肋骨の可動性が低下していると感じたため)
当日のVAS10→7
左頭部を高くして寝るように指導
◆2回目(10月27日)(休みの為3日後の受診)
来院時VAS7→0
痛みがなく可動域も改善していたので治癒とした
<担当者のコメント>
8歳の男の子が突然首に痛みが出たと訴えた。痛める前に何かあったのか問診時に聞くことが重要だと改めて思った。2日前に胸部を打撲しており胸郭の可動性が低下し頸部の痛みを出したと判断した。付き添われたお母さんもまさか胸と首が関係するとは思ってもいなかったそうである。頸部と胸郭は膜でつながっているため影響をうけるのである。頚部は犠牲者ですね。それにしても子供の治癒力は凄いと思った症例でした。
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