症例報告

一般外傷(けが)

65歳 女性 腰部~臀部・下肢にかけての痛みと痺れに対する鍼灸治療

<主訴>

腰部~右臀部、右下肢にかけての痛みおよびしびれ

<現症>

・半年くらい前から腰臀部~右大腿部にかけての痛みが強くなり始める。原因ははっきりしていないが、考えられるとしたら現在、清掃の仕事をしており、階段の昇降が多いためそれが負担になっているのではないかと思われる。痛みが強く眠れないことも多々ある。
・既往歴として2008年、交通事故に遭遇し左大腿骨を骨折し手術を受けている。また、2015年に子宮下垂の手術も受けていることから、無意識に腹部や、左大腿部をかばっていることも影響していると考える。
・また、更年期障害のような症状(顔のほてり)がある。足元は冷えが強く触るとひんやりしている。睡眠も寝つきはいいが4時間ほどで覚醒する。このような症状が40代後半から続いているとのこと。

<検査>

・前屈動作で、腰臀部~右大腿部前面にかけて痛みが誘発される
・以前は前屈時に床に手がついていた。現在は足首付近まで。
・後屈動作は動きに制限がある。
・背部~腰部、腸腰筋・大腿四頭筋の筋緊張が強い。尻上がり現象が起こる。
・早口でしゃべる、上半身に汗をかきやすい、呼吸が浅い。
・血圧も高め。

<施術>

・腰臀部(腎兪・志室・大腸兪・右臀部圧痛部位)に置鍼 15分
※鍼施術は経験があるが、緊張されているため浅めで置鍼。
・施術は週一回のペースで継続して行う

<経過>

・10/26 1回目の施術後は大きな変化はなかった。交感神経優位な状態が続いているため、生活習慣の一部見直しを提案。入浴時間が短いのでゆっくり浸かる時間を設け、心身共にくつろげる時間として活用できるようにしましょう。と説明。
・11/2 2回目 前回施術前回と同様の施術を行う。施術後痛みは少し軽減する。
・11/9 3回目 2回目の施術の後は少し楽な感じがするとのこと。睡眠も少し質が上がったような様子
・経過は徐々にではあるがよくなっている。痛みしびれも波はあるが落ち着いてきている。
・12/6 7回目 皮膚表面や筋肉の緊張も以前よりは緩み、刺激にも慣れてきているので少し強度を上げた施術を行う。第4腰椎、第5腰椎の夾脊穴に置鍼・パルス(2Hz×15分)
鍼施術後、腸腰筋と四頭筋の梨状筋の滑走を良くする目的で手技を行う。
・12/13 8回目 しびれは出るが、頻度と強度が減っているとのとこ。入浴も時間を取るようにしていることもあり経過はいい。

<考察>

・やはり前回の症例にも取り上げたように、痛みやしびれに対して、夾脊穴への置鍼およびパルスを流すことによって、神経血流が促進され痛みの抑制、周辺の筋緊張が緩和されそれにより血流を促し、痛みの軽減に繋がったのではないかと考える。
痛みは完全には取り切れてないが、経過はいい。また、交感神経優位な状態でもあるので日常生活での改善点のアドバイスを同時に行っていき双方とも経過を見ていく必要がある。

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  • 女性疾患・不妊治療・マタニティーケア 生理痛・産前産後の不調など
  • スポーツ外傷・障害 肉離れ・脱臼など
  • 野球のけが 野球肘・野球肩など
  • 慢性疾患 肩こり・腰痛など
  • 一般外傷(けが) 捻挫・打撲など
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