症例報告

一般外傷(けが)

70歳 女性 腰部脊柱管狭窄症に対する鍼灸治療

<主訴>

腰部脊柱管狭窄症による腰臀部から下肢の痛みおよびしびれ

<現症>

・6月末に親戚に不幸があり、高知県まで新幹線と電車を乗り継ぎ、片道約7時間(往復約14時間)の移動。ほぼ日帰りでの移動だったため、帰宅してから腰下肢の冷え感と左臀部から左下肢の痛みと痺れが出現する。
・7月1日に当院受診。以前から受診されていた患者さんで、既往歴として椎間板ヘルニアがあるが現在は無症状。

<検査>

・SLR(-)、腱反射(PTR、ATR共に左右差なし)
・知覚はやや左下腿前面と外側に低下。
・腰臀部~下肢にかけて筋緊張が強く全体的にややむくみがある。
・長時間座位姿勢を保ったため一時的に循環障害が生じていると考え施術を行う。

<施術>

・腰部および臀部圧痛部に置鍼 施術後、症状は軽減して帰宅。

<経過>

▼7/6に受診。
・7/1の施術後は楽だったが、翌日痛みが強くなりだしたので、整形外科に受診。
 坐骨神経痛と診断され、痛み止めを処方される。
・施術は、腰部夾脊穴および方形筋を狙い置鍼、夾脊穴にパルス2Hz×15分
 左梨状筋-左陽陵泉 パルス2Hz×15分
・施術後、症状は軽減して帰宅。
・その後4週続けて施術を行い、徐々に症状は軽減していたが、9月初めに強烈な痛みが現れたためしばらく自宅で療養されていた。

▼10/15に来院。
・痛みがやや軽減したため来院。その間に整形外科に再受診され、MRI撮影⇒脊柱管狭窄症の診断を受ける。
・数m歩くと痛みが現れ休むとまた歩ける(間欠性跛行)、左下腿外側に強い痛みとしびれがある状態。
・施術は、夾脊穴にパルス2Hz×20分行い、その傍らに温灸を行う。
・施術後VAS10⇒8

▼10/21
・経過は前回施術後より症状は落ち着いている様子。
・歩行:200mほど可。痛み止めは服用している。
・施術は前回と同様に行う。施術後VAS10⇒6。

▼10/28
・経過はよく、日常生活は普通に過ごせるようになる。
・歩行距離も大幅に増え、ほとんど休むことなく歩ける。
・施術は前回と同様に行う。施術後VAS10⇒2

▼11/25
・週1回施術は継続している。経過は良好。毎朝3~40分散歩しているが全く痛みはない様子。感覚鈍磨はやや残っている。

<考察>

・痛みやしびれに対して、夾脊穴への置鍼およびパルスを流すことによって、脊柱管周辺の神経血流が促進され痛みの抑制が働き、同時に筋緊張も緩和されそれにより痛みの軽減に繋がったのではないかと考える。
 元々緊張しやすい体質なので、引き続き経過は見ていく。また、冬場に差し掛かるため、冷えにより筋緊張が起こり血流障害が起こらないように自宅では体を冷やさないように指導を行う。

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  • 一般外傷(けが) 捻挫・打撲など
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