42歳 男性 首の痛みと可動性低下に対する治療
<症例>
- 初診:2022.5.12
- 氏名:42歳 男性
- 主訴:右肩から首の痛み
- 歴:2022年5月13頃から頭を上に向けた時に首に痛みが出現。
様子を見ていたが改善されないのでインターネットを見て来院した。
<既往歴>
- 交通事故 2022.2
- 左目緑内障
<その他>
- ハウスダスト
- 便秘と下痢
- 不眠
<所見>
- 疼痛
動作時痛 頸部伸展時痛
可動域制限
呼気 16秒
上肢外旋制限
血圧 R 147/106 L 156/106
心拍 75
腹部圧痛
<評価>
頸部の疼痛と可動域制限は胸郭前面の可動性の低下があり出現していると判断した。胸郭前面の可動性の低下は横隔膜の機能低下、消化器の問題があると推測。施術は胸郭の改善をしながら食生活の指導が必要と思われた。
<施術>
- 目標:頸部伸展時、胸郭と頚椎の連動性を改善する
- 方法:脊椎マニピュレーション
上肢外旋 - 生活指導:ラーメンの摂取を抑える
【結果】
術後首の可動域が改善し疼痛も軽減した。
▼2回目(5月19日)
- S:3日間疼痛がなかった
ラーメンを取らないように意識した
便が少し変わったよう - O:頸部の伸展 制限あり
- A:3日間有効だったので1回目と同じ手技を行う。
- P:1回目と同じ手技
▼3回目(6月2日)
痛みなし。
頸部の可動域制限なし
腰の痛みが気になる。
動作時痛も軽減し経過良好であるため治癒とした。
<考察>
本症例は頸部の伸展時に疼痛が出現しているケースで、頸部より下、胸郭、腹部(消化器)に問題があると推察し施術を行った。頸部は他の関節より可動性があり代償で問題を起こすケースが多いと思われる。よって今回の症例のように問診で食生活に問題や呼吸が浅い場合(呼気)は関連している器官からのアプローチを同時に行う必要があると思われる。
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