39歳 女性 腰部の痛み:みらい鍼灸整骨院に対する治療
<症例>
- 初診:2022.6.28
- 氏名:39歳 女性
- 主訴:腰の痛み
- 歴:2022年6月28日 自宅の炊事場で立ち上がろうとした際に旦那の手に頭をぶつけその後から腰に痛みが出た。歩行時も痛みが強く出ている。昔通っていたので当院に通院となった。
<既往歴>
- 1992年:左鎖骨折
1998年:右第2指骨折
2015年・2021年:流産 - 社会歴:会社員(事務)
- 家族歴:
- 特記事項:子ども3歳
- 現症:疼痛
- 安静時痛(-)・動作痛(+)
- 歩行時:抜けるような感じ
- 座位・立位時に疼痛(+)
- 前屈(++)・後屈(+)・側屈 右(+)左(-)
回旋 右(-)左(+) - 骨盤:左回旋
- パトリックテスト 右(+) 左(-)
- 右下肢からの振動が上半身に伝わりにくい
<評価>
- きっかけは立ち上がろうとした際、旦那の手が頭部に当たり腰部痛が発症したが、身体のアライメントをみると元々右下肢の動きが低下し、腰部の筋を緊張させていたのではないかと推測。
<施術>
- 目標:腰部痛の改善と機能回復
- 方法:右下肢から上半身への連動を伝える
- 生活指導:体操
<結果>
3回目の施術で80%回復。その後からメンテナンスに移行した。
▼2回目(6月29日)
- S:前日よりマシになったがまだ怖い
- O:前屈時痛みあり、パトリック右(+)上半身右回旋
背筋 右(強) 左(弱) - A:上半身と下半身のアライメント異常
- P:上半身を左回旋。骨盤右回旋。
▼3回目(7月1日)
- S:身体点数80点
- O:下肢挙上時 左ASISがA
- A:骨盤回旋を止めるために上半身の動きを改善する必要があるのでは?
- P:骨盤の右回旋の動きを出す
<考察>
本症例は、腰部の痛みの原因は古傷が改善しきれず、古傷に対応した身体の使い方により出ていたと判断し、四肢(下肢・上肢)と脊柱の連動と可動性を広げるアプローチを行い結果が出た症例であった。左鎖骨と右恥骨は関連するため左鎖骨(上肢)の可動性が増せば右下肢の可動性がでる。脊柱の可動性を整えればスムーズな身体の使い方になり機能障害が改善したと思われた。
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