60代 女性 凍結肩に対して小波津式を導入した症例
<初診>
- 2021.1.25
<患者>
- 60代 女性
<主訴>
- 右肩の痛み(凍結肩)
<所見>
- 疼痛
動作時痛
右肩関節 伸展・挙上 - 可動域制限
挙上160° ロック
結帯動作 不可 - 三角筋中部・上腕筋間中隔 緊張
<評価>
右肩に可動域制限と動作時痛があり、具体的な機序がないため、凍結肩と思われる。
<施術>
- 目標:代償動作がなく結帯動作ができるようにする
- 方法:無理をせずゆっくり時間をかけて可動域を改善していく
▼1回~14回目
- 関節の可動性を出す施術を行う。
▼15回~22回
- 小波津式を導入 上肢1K2K3K
挙上時、三角筋や筋間中隔の負荷が減少
▼23回以降
- メンテナンスとして来院
<まとめ>
凍結肩は時間がかかる疾患である。
本症例は発症から回復まで1年。凍結している関節を無理に動かしていく施術を行なっていた。今回は慢性期に入った時期に小波津式を導入した。急性期と慢性期の変化比較は出来ないが、施術者の感覚としては無理な筋収縮(代償)が起きずに、肩の動きを出せたと感じている。本症例は従来の施術から小波津式という治療法に変えた直後から良い結果が出てきた症例である。
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