10代 女性 起床時に出た右肘の痛みと可動域制限を改善した症例
<初診>
- 2024.6.22
<患者>
- 10代 女性
<主訴>
- 右肘の痛み
<病歴>
- 2024.6.22
右腕を内に捻り就寝。起床時右肘が伸びず痛みが出現した
<所見>
- 右肘に痛み 10/10
- 安静時痛(+)
- 動作時痛(++)
- 右肘の屈曲位 150°
- 感覚異常 無し
<評価>
疼痛が強く徒手検査はほぼ出来ない。
問診と視診から上腕二頭筋と上腕三頭筋の滑走不全と判断し施術
<治療>
- 右肘のアライメントを調整
<治療のゴール>
- 肘を痛みなく伸ばせたら施術終了
<経過>
▼1回目
- 右肘を伸ばすと痛みを強く訴えていたため、深い呼吸を指導しリラックスした状態でゆっくり前腕の牽引を加える。上腕二頭筋・三頭筋の滑走を促すために筋間中隔を保持し上下の滑走を加えた。
▼2回目
- 来院時痛みは2/10。肘の伸びが少し悪かったため、前腕に牽引を加えながら回内海外の動作を入れ肘を伸ばしていった。ほぼ痛みが消失し正常な動きになったため施術を終了とした。
<考察と感想>
本症例は就寝の悪い姿勢が筋の滑走不全が起こったと推測した。痛みを伴うので無理な施術は行わず、患者の呼吸に合わせゆっくり牽引をかけるようにし、筋の滑走を促すようにサポートしたのが早い改善に繋がったと思われる。
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